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殿のほぼ単独ライブの日の出来事

1月15日. 月曜日

15時、中野サンプラザへ。

入口付近で武井志門さんと合流して、他の先輩方にメール。

「正面入り口の行列の奥の方にいます!」

しばらくすると、ユンボさんから返信。

「了解。金曜からサンプラザ付近で待機してるから大丈夫」

「ご、ご苦労様です!」

殿の大ファンのユンボさんのこと、お手伝いということも忘れて、当日券狙いで3日前から並んでいたのかもしれない。

で、暫く待っていると、ゆらりゆらりと来られたユンボさんがボソリ。

「あの~、ホームページで見たものなんですが~」

やはり、ユンボさんは本当に当日券をお求めなのかもしれない、と思い真摯に対応。

「あ、ありがとうございます、こちらです・・・」

「って、おい!素直に受け入れてんじゃねぇよ!ユンボのあんちゃんだよ、オレオレ、あんちゃんだよ」

で、そんなこんな、今日のグッズ販売メンバー、ユンボ安藤さん、三平×2さん、武井志門さん、ジャンふじたにさん、中邑珍輔さん、と全員が集まり、中野サンプラザの中へ。

すると、中へと入る道中、またもやユンボさんがポツリ。

ユンボ 「あ、そうそう、一応さ、40分ぐらいの前説は用意してきたんだけど、どっかでやれるかな?」

僕 「い、いや、前説なんてないですよ!ていうか、そもそも前説をやられるとしても長すぎませんか?笑」

ユンボ 「短くは出来るよ?もしたけしさんが来れなくなったりしたらさ、一応ね、一応準備はしてあるから」

武井 「てかそれもう、前説じゃなくて本編の長さっすよね(笑)」

僕 「あと、もし殿が来られなくてもユンボさんじゃなくても(笑)」

ユンボ 「たしかにな(笑)オレが出る幕ねぇな、まぁ、今回は仕方ねぇか。でもなんかあったらいつでも言ってくれな」

グッズ売り場

そんなバカ話で盛り上がりながら、グッズ場所へ。

で、グッズリーダーの利根川さんから色々と説明してもらい、今日のグッズ販売の心得を輪唱。

「頑張るぞ~頑張るぞ~頑張るぞ~」

で、説明も聞き終え、しばし休憩。

その間もくだらない会話。

三平 「ちょっとさ、売店で仕事してる感じで撮ってくんねぇかな?」

僕 「あ、はい」〝カシャ〟

三平 「お、いいね。一応な、親安心させねぇといけねぇからな」

僕 「いや、安心しないでしょ逆に?笑」

三平 「安心すんだよ、「あ、頑張ってんだな」って思うだろ?この前なんて、ダウンタウンさんの番組のアイコラ撮って送ったんだから」

僕 「ははは!夏休みとかにやってる一般の人が偽スタジオで写真撮影できるやつですか(笑)」

三平 「うん。それ以来「まだ出ないのかい?」って聞かれるから「東京でしかやってない」って言い張ってんだよ」

もう、腹抱えて爆笑。

で、そんなこんなで、16時、チケットを持たない方も含めて先行グッズ販売がスタート。

聞けば、一番先頭に並んでいたご夫婦は、14時から並んでいたと。

「僕たちより早く来てんじゃないっすか!」

三平さんと二人でツッコミながら、1時間ほどのグッズ販売スタート。

たけちゃんグッズ販売開始

で、売れ行きは上々、というか、バンバン売れて福袋は完売。

17時、とりあえず終了し、18時半開場までしばし準備作業。

で、準備をしていたら会場から何やら音が。

「ん…あ!リハだ!」

こっそり会場の一番後ろから覗き見。

「相撲、パネル、社訓、アナログキャスティング、カツラゲーム、参加型旗揚げゲーム、浅草マップ、他、諸々」

タイトルを見ているだけでワクワクする。

開場!

で、18時半、いざ開場。

と、その直前、何やら鬼気迫る声。

「おい…シェ、シェパード!」

声の先には、神妙な顔のユンボさんが。

急いで駆け寄ってみると、ボソリ。

「シェパード、俺、ここ一人で大丈夫かな?」

販売員の人数が足らず、なぜかユンボさんが一人でTシャツを捌かなければいけないことに!

すると、隣りにいた中邑珍輔さんにもこんなことを言われるユンボさん。

僕 「ユンボさん、このカレンダーの所までお願いします」

ユンボ 「って、おい、なんでだよ!どこまで手広くやってんだよ俺は!てか、Tシャツ一列だって厳しいぜ?」

ゲラゲラ笑っていたら、ユンボさんは怒りを通り越し〝諦め〟いや、〝開き直り〟という境地に達したのか、

「いや、もう無理だな、これは。うん、もう今日は、全日の馬場スタイルでやるしかねぇな」

と、座り込むスタイルで挑まれるのだった。

※ジャイアント馬場さんは、全日本プロレスのグッズ売り場によくこうやってお座りになられていたらしい

で、馬場スタイルを死守しはじめたユンボさんと、芸人グッズ部隊で開場とともに大声を叫び散らし、販売。

そして、いざ、開演時間に。

『ビートたけし ほぼ単独ライブ 第五弾』


内容はもちろん門外不出。

いくら弟子だろうが、言えないものは言えないネタの連発。

殿がおっしゃっていたこの言葉をお聞きすれば、だいたいはわかると思う。

「俺、こんなの地獄行ってから閻魔様に言われたら嫌だよ。お前が今までやってきたのはなんだ!って。」

僕の世代が知るビートたけしではなく、『オールナイトニッポン』時代、その当時の日本の若者を熱狂させたビートたけしがそのまま居たように思う。

強烈すぎる毒ガスで観客と会場を「お笑い感染病棟」へと侵食していくその様は、今のテレビでは絶対に見ることのできないものだろう。

70歳にして、約2時間のノンストップライブ。

タフすぎる殿を感嘆の想いで見つめながら、そんな殿に相対するアタルさんと北郷さんにも改めて感服。

そして、贅沢すぎる時間はいつも、あっという間に終わる。

撤収・・・その後

終焉後、恍惚とした表情のお客さんをまた迎えてグッズを販売、22時、撤収。

北郷さんの楽屋に出向き、片付けをお手伝いしながら今日のライブの感想を生意気にもお伝えさせていただき、というものの、気持ちはひとつ、

「ありがとうございます」

この一言に尽きる。

北郷さんなくして、このライブは成り得なかったのだから。

※その理由は、このライブが始まるまでの経緯などを書いたブログで参照ください。(だいぶ前のものなので今よりも駄文ですが、そこはご愛嬌で!)

シェパード太郎 ブログ
『ビートたけし ほぼ単独ライブ』〝はじまりはアル北郷〟

で、お客さんの居なくなったロビーで、大量のグッズを売り終えた疲労感と、あまりにも凄いライブを見たことの消耗感でボーッとしながら、お着替え。

すると、ロビーで上半身を裸にさせながら着替えていると、三平さんに見つかりこんなことを。

三平「おいおい、こんなとこで脱いじゃダメだよ~」

僕 「え、あ、すいません」

三平 「脱ぐんなら下まで脱がないとダメなんだろ?」

僕 「え、いや、なんでなんですか(笑)」

三平 「なんでって、上だけ脱いでたらチグハグになるだろ!」

と、またもやバカ話をしていたら、ふと、三平さんは僕の顔をまじまじと見つめ、

「ん、あれ、お前そんなとこに傷あったんだ?」

と、僕の右側頭部にある傷のことを聞いてこられたので、

「あ、はい。子供の頃からの傷で、小さい傷があるんですよ」

と言うと、三平さんはものすごい真剣な表情でこんなことを聞いてきた。

「え、ヒグマにでもやられたのか?」

僕 「い、いや、ヒグマなわけないっすよ!あと、ヒグマだとしたら傷ちっちゃすぎません?(笑)」

武井 「でも良かったな、優しいヒグマで」

僕 「いや、優しいっていうのもおかしくないですか(笑)一応、そのヒグマ僕の頭掻っ攫うとしたんですよね?全然優しくないですよ!笑」

もう、終始そんなくだらない会話が続き、そのまま打ち上げ会場へと移動。

で、打ち上げ会場へ。

僕は外のテラス席で久しぶりに運転手の石塚さんや、マネージャーさんたちとお話ししながら、乾杯。

で、久しぶりに石塚さんや殿のマネージャーKさんとお話しでき、数時間、楽しい時間。

0時頃、解散のご挨拶、となると最後、殿が何やらものすごく大事なお言葉を言っている風な感じが見えた。

というか、殿の一言一言、僕たちにとってすべてが大事なのだ。

が、外からは全く聞こえず、なんとかこうにか聞こうと扉に耳を擦り付けてみるが、やっぱり聞こえず、まるでその姿は「平成のコソ泥王!」のようで恥ずかしくなって断念。

ただまぁ、そのお言葉を中にいる人は聴いているわけなので、あとで教えてもらうかと殿がお帰りになったあとで聞いてみると、うちの事務所の若手芸人からはこんな答えが返ってきた。

「すごい感動すること言ってましたよ!」

「い、いや!そんなの外から見ててもわかりましたよ!」

うぅ聞けず終いか…と肩を落としていたら、武井志門さんが外にタバコを吸いに来られたので「これは最後のチャンス!」と聞いてみると、武井さんはとんでもなく正確かつ克明な記憶でもって、その殿がおっしゃられたお言葉を教えてくれた。

ただ、そうは言っても武井さんのお言葉になっている可能性もあるし、そもそも僕もうる覚えなところがあるから間違えているかもしれないけど、でも、僕としては間違えていようがなんだろうが、これはめちゃくちゃ心にズドンと響いたので載せることにする。

ポツ、ポツとゆっくり、殿はいつにもまして真剣なトーンでこんなことを言われたらしい。

「今回のライブも、前回もそうですが、みんなには面白い面白いと言われるけれど、本当に面白いものというのは、前回よりも速いスピードで走りきった感覚がある時にやっと言えるもので、そのスピードを超えれなかった時はダメだと思ってしまう癖がやっぱりあって。今回はそうなれたのか…。それを考えてないと、落ちていくだけになるので。あと、今日手伝ってくれた皆様、本当に有難うございました。うーん、でも、俺の手伝いをするためにみなさんはやってるわけじゃないので、みなさんも是非頑張ってください。数年後、「あいつ、俺の手伝いしてたんだぜ」って俺に言わせてください(笑)私もみなさんに負けないようにやりますんで、またお願いします。」

※重複するが、これは人聞きなのと、記憶がしっかりとしていないのでこのままのお言葉かは確証がないけど、でも、俺はそれでも良いと思ってる!

で、そんな話をしていたらユンボさんがふらり。

「ん、なに話してんの?あ、最後のたけしさんの言葉?…よかったよなぁ、俺なんてもうソラで言えちゃうよ?」

「え!?本当ですか!?教えてもらっていいですか!?」

「うん、えぇっとね。ゴホンゴホンッ…「えぇ…ユンボってあんちゃんはさぁ~面白いねぇ~」」

「い、いや、言わないでしょ!最後の締めの挨拶でユンボさんのお名前は!」

武井 「はは!なんすか、その浅草の芸人さんの漫談の入り口みたいなやつ!」

くだらなく、愛おしく、殿の言葉を今一度噛み締めながら腹捩りながら爆笑。

で、殿が帰られたあと、外で飲んでいたマネージャーさんなど全員で飲み直し。

今月で辞められるNマネとお話し。

北郷さんがNマネにお声を掛けられていて、その言葉が素敵だった。

「お前、最高だったよ。うん、お前よく仕事してたもんなぁ。新潟行ってもまたよろしく頼むな!

何かに真面目に取り組んだことのある人は、絶対に何かで分かり合えるのだなぁ、と実感した。

で、そこから1時間ほど打ち上げして、解散。

最後まで居てくださった枝豆さんをお車までユンボさん、三平さんとでお見送り。

その道中、打ち上げでお話しされていたことで一気に距離が縮まられたのか、ユンボさんや三平さんがどんどんボケられ、すかさず頭をバンバン叩かれる枝豆さん。

それがまた素敵で、頭を叩かれながら中堅レベルの40歳を越えられたお二人が嬉しそうにしている、なんて素敵な姿なんだろうか…とまじまじと見つめる。

すると、最後、別れる直前で枝豆さんがポツリ。

「ほんとな、俺とかはたけしさんの近くに居れてるってだけで幸せなんだよなぁ。みんなもな、ほんと頑張ろうな。頑張ってくれよな」

で、その素敵なお言葉で締め、と思ったら、ふと枝豆さんが僕の服装をチラリ。

「なんだよその服、なんか嫌にオシャレ気取ってやがんな?どっかから盗んできたんだ?」

「い、いや!買いました!笑 」

三平 「俺たちはジャケット店に置いてきたのに、お前だけそのまま帰ろうとしてんな?」

「し、してませんよ!」

ユンボ 「シェパード、それ俺にくれよ」

「な、なんでですか!」

すると、そんなやりとりをしていると枝豆さんがその僕のダッフルコートをまじまじと見つめながら、最後にこんなことをボソリ。

「なんだよそれ、北朝鮮の古着か?」

爆笑して、解散。

アル北郷さんとの二次会

で、そこからグッズ販売メンバーと、今日の主役である北郷さんとで二次会へ。

その二次会ではもっぱら殿、いや、ビートたけしの話で皆、子供の頃のような表情に戻り青春を語り合う。

が、そんな中、なぜか北郷さんは殿の話題と並行して、

「ん、あ、きたきた、また風俗嬢からメールだよ。みんな知ってた?夢って叶うんだよ?ほら、また風俗嬢からメール」

と、風俗嬢バブルが到来しているということを皆に発表するが、即座にツッコまれる。

三平 「風俗嬢からしかメール来てないじゃないっすか(笑)」

北郷 「いやいや、もうモテモテだよ。困っちゃうなぁ~、今日も行っちゃうよ、招待で」

ユンボ 「ピンサロの招待ってなんだよ!ピンサロの受付で「招待の北郷です」とか言ってるやつ見たことねぇよ!」

そんなバカ話とビートたけしの話で、朝の5時まで盛り上がる。

で、5時過ぎ、解散。

と、なったその時、北郷さんの様子がおかしくなる。

北郷 「あれ、あれ、うわヤベー、財布なくしたかも(笑)」

「え、えぇ!?」

大慌てで皆で探していると、背後から北郷さんの声が。

「最悪だよ…どうしよう」

今日あれだけ人を喜ばせ、楽しませたというのに

…それはないぜ神さま、なんて思いながら僕も必死に財布を探していると、続けて北郷さんのこんな声が聞こえてきた。

「最悪だよ、今日ソープ行けなくなっちゃうよ!」

ユンボ 「いや、財布のこと心配しろよ!笑」

で、そんなこんなと北郷さんは帰りのタクシー代だけ借りて帰られることになられ、最後、本日の主役北郷さんのお言葉で締めることに。

が、最後の最後まで、北郷さんはこんなことをつぶやかれながら帰られたのでした。

「ゴメン、タクシー代と、あと、ソープ代も誰か貸してくんない!?」

幸せすぎる1日は、そんな北郷さんの締めの言葉で爆笑のまま終わったのだった。

いかがだったでしょうか?
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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シェパード太郎

 

最後に僕からの告知

【Podcast】

『シェパード太郎のシェパードチャレンジ!』
※ネットからも聴けます。
https://s-tarou.com/pod/

【ライブ】

『シェパード太郎の実験ネタと、鬼軍曹ダンカンの指令を忠実にやり遂げるライブ』
2月15日 (木)
開 場:19:00 開演:19:30
前 売:1000円 当日:1500円
会 場:チャラデ阿佐ヶ谷
出 演:シェパード太郎
ゲスト:マッハスピード豪速球!ほか、豪華ゲストあり!?

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